火と土の性剣と、永久氷の兜
かなり間があいてしまったけど、要塞大戦のときに催促されたので、久しぶりに書くわよ。
前回まででオカマバー血盟の起動と、ナイスな源氏名のメンバーを一部紹介したわね。
今回は、そのオカマバー血盟がその後どうなって行ったのかを書いていこうと思うのだけど、例のごとく話が脱線しまくって、時間軸としてはほんの少ししか進まなかったわ。
アタシたちが体験した、血盟運用の難しさや苦悩についても語りたいのだけど、それらを知るずっと前の、鯖開始前に一度燃え尽きた頃のお話になるわ。
あれはそう。。。
新鯖スタートまではまだ半月ほどある2019年8月初めのことよ。
オカマバー血盟の本店たるDiscordグループを立ち上げてTwitterで募集したところ、「楽しそう!」と言って参加してくれる人が次々に現れ、気が付けば100人を優に超えていたわ。
物置きだったら満員になるところよ。
そこで調子に乗ったアタシたちは、
「これ1つの血盟に入りきらないわよね」
「複数血盟になるわね」
「あっ、反王軍みたいに?w」
「オカマで3血盟作って城回しかしら?wwww」
「いいわね!3Pね!」
「朝からお盛んねwww もうわんぱくぅ~」
「朝も夜も関係ないわよ!エクスカリバー突っ込むわよ!」
のような感じ。
普段は既存垢の方で、それぞれ長い付き合いになる血盟のみんなに対してマナー良く接しているのが、こっちに来るとハメを外しても誰も咎めないどころか大喜びされる開放感から、昼夜問わず男女問わずお下劣トーク全開で、大人のオモチャを武器に例えたりして、盛り上がりまくっていたわ。
ある日の朝、アタシが職場でわりと大事な会議をしている最中、ちょっと飽きてしまってスマホを除いてTwitterやオカマDiscordなどの通知を確認していたところ、とんでもない画像が目に飛び込んできたの。
そのときの、とある女性の書き込み記事をそのまま貼るわね。
10年前ナマステが聖剣エクスカリバーを手にわんぱくしてたわ!
それはそれは大活躍してくれたの❤
ある日エクスカリバーと共にしてたらチラッと鏡越しに赤い光が見えたわ
まるでその時のナマステはホタルだったわ
でもふと気付いたの
「あれ?こんなイルミネーション機能あったかしら?」と
でも冒険は止まらないわ❤
どんどん熱くなって来るのよ
「熱いぃ~熱いよぉおおお」
あ、つ…い…?
熱い(物理)
熱い(確信)
慌ててエクスカリバーを抜いたわ…
私も驚いたわよ
こんなの初めてよ!
思わず写真をとったのよ
その時の画像がこれよ
もう少しで本当の意味で逝くところだったわ…
感電死しなくて良かったわ!
「もげとるしwwwwwwwwww」
この画像、どういうことかよく分からない人のために念のため補足しておくと、大人のオモチャには、いわゆる挿入する棒の他に、根元に短い棒が着いていてそれが激しく振動するのよ、電動で。その短い方は何に使うかというと、栗とr敏感で小さい突起の箇所に当てて楽しむものね。
大人のオモチャの画像をあんまりモロに載せるのもアレだから、カブトムシで例えるこの部分ね。
武器に例えるとすれば、そうね。
十手のこの部分よ!
相手の刀の攻撃などを受け止める部分。
それが、モゲてるの!!!
どんだけ激しくツバ競り合いしたのよwwww
どんだけ強い攻撃を受け止めさせたのよwwwwwwwww
アタシの脳内ではピンク色の十手と肥大ク〇トリスの激しいバトルの映像が駆け巡っていたわ。
会議中に驚きと笑いを耐えるのに必死で、きっと、ドキュメンタル(Amazonプライム独自配信の松本人志プロデュースのプロ同士が笑かし合うバトルロイヤル的な番組)で笑いを堪えるこんな表情になっていたと思うわ。
これだけでもお腹一杯になるエピソードだったのだけど、彼女はその数日後にも、更に新しいエピソードを語ってくれたわ。
さっきの熱くなったのが火の性剣だとすると、今度は地の性剣よ。
こっちも、現文そのまま紹介するわね。
★関西弁、スキンヘッド190cm越えシェフの夜
そうね、あれも10年くらい前だったかしら…
ナマステはより良い鮮度のいい聖剣を求めて旅をしていたの
ナンパ待ち、出会い系、後輩、好きなバンドマンの出待ち
とにかくありとあらゆる聖剣を求めて旅をしていたの
気分は松尾芭蕉
「月日に百本のちんぽとシて
行きかう男もまたちんぽなり」
私の膣は奥も細道、なんてね
ちょっと賢さをアピールしてしまったけど一言でいうとヤリマンよ
そんな中今でも覚えてる男がいてね
出会い系で知り合った男
会ってちょっと怯んだわよ正直
身の丈190以上
スキンヘッド
妙に小綺麗な白スーツ
関西弁
もしかしたら事件にハッテン場するんじゃないかしら、とも思ったわ
どうか命だけは…
怯えながらもナマステは男と会話すると
あら意外と好印象
男の小綺麗な理由はシェフだったということがわかり、出張、会議でスーツ姿であるということもわかり、ナマステの心と股が開くまでそう時間はかからなかったわ
いざ、時は満ち
「アタシの奥の細道」を男が攻めてくる?
と思った時
男は持参したバックを開け始めたの
出てきたのは私の大好きな聖剣エクスカリバーシリーズ
男は玩具の四次元ポケットの使い手だったわ
テンションがあがる私
さぁ!どんどん使っておくれ!!
男「挿れて」
ん????
ほぉ~なるほど
これは俗に言うナマステのソロLIVEが見たいのね!!
OK❤
ナマステは吟味して聖剣を手に握ったわ
振り返るとアレ…?
ヨツンヴァインの男「挿れて」
……フリーズよ
パソコンはよくブルースクリーンなんていうけど私も顔が青くなって脳内はエラー表示が出まくったわよ
男「はやくぅ…」
いやぁぁぁぁああああ!!
____________プチュン
ナマステの思考回路は切断
切断されたナマステの脳内で響く男の喘ぎ声
男は悶えながら
「ママぁ…ママぁ…」と熱暴走
ナマステ『私は今貴方の脳内に直接
語りかけています…
貴方のママではありません…
とぉりゃんせとぉりゃんせ…
ここはどこの細道じゃ…
スキンのオヤジの細道じゃ…
御用はないけど通ります…』
淡々とそんな事を考え終焉の刻
電源を切る余力もないナマステの前にいたのは
アタシ、ではなくアイツの奥の細道で唸りを上げる聖剣エクスカリバー
私に刻まれた一夜の悪夢のお話でした。
ふがあああああああああああぁぁぁwwww
仕事中にこれを見てしまった皆んなは静かに絶叫したわ。
これを機に会議中にオカマディスコを覗くのはやめることにしたの。絶対に!
いまのところ火と土の性剣伝説が出たから、他の属性の所持者が出てくることを想像すると、期待で乳首が躍るわね。
そんなある日、8月の中旬だったかしら?
アタシは娘と2人で軽井沢に旅行に来ていたわ。
あ、ここで「娘と2人で旅行」なんて言うと、「奥さん居ないの?不仲?オカマが原因で離婚したの?」などと心配する人がいそうだから念のため言っておくけど、そういった問題は無いから大丈夫よ。
むしろラブラブというか、デカいペットか何かを愛でるように、細長く切ったキュウリをいきなり口に突っ込まれて動物園のふれあいコーナーの餌付けのようなプレイをされたり、耳かきをしながらピストン運動が信じられないスピードになって行くのをアタフタするのを喜ばれたり、明け方の3時頃に冷凍の枝豆を冷たいまま食べよっ♪と言って起こされて眠そうにしているのをニコニコ観察されたりするくらい、仲良しなのよ。
何と言うか嫁様は、自由奔放なので、気分が乗らないと下界(寝室以外)に降臨しない生き物なのです。
なので家事などは殆どアタシがやっているので、洗濯物を干したり、買い物をしたり、掃除をしたりしているので、リネレボ民の皆さんには、「もしかして奥さん他界してるのかな」って気を使して、ある意味天上界(寝室)に籠ってるから他界とも言えるけど、毎朝3時から7時くらいまで腰をフリフリしながら遊ぼ遊ぼ♪と言って睡眠妨害をして来るくらいは元気ビンビンなので、心配ないわよ。
ま、それは置いといて。。。
旅行中の夜、ホテルのビュッフェとビール飲み放題をこれでもかと言うくらい堪能した後、部屋に戻ってゴロゴロしながらテレビを見ていると、スマホから「ヴィ~ン♪ヴィ~ン♪」という通知音が。
スマホが振動したら慌てて確認するような必死な大人とは思われたくないので、「後で見ればいいや」という雰囲気でテレビを見続けるのだけど、バイブレーションは鳴りやまない。
そのうち、娘も気にしてチラチラとアタシのスマホのほうを見るようになり、「しかたないな、いまは旅行中だから、俗世のことなんて全然興味ないけどね」という雰囲気を出しつつも、チラっとスマホに目をやると、
通知の度に待ち受け画面にチラチラと表示される内容は。。。
「そうよ。もっこりよ!」
「あなたのお尻も掘るわよ!!!」
「やだぁぁ//おてんばね!wwww」
のようなもの。
もの凄く楽しそう。。。。
でも、娘には絶対に見られてはいけない(いけなかった)ものでした。
「んー、、、何かしr、何だろう、、、オフ会か何かしてるのかしr、かな?」
動揺を完璧に隠しながら、見ると、オカマバー本店Discordのボイスチャンネルに、凄い沢山の人が集まっていたの。
TwitterのDMでも「ママ何してるのよ!ディスコ盛り上がってるわよ!早く来なさいよ!」との呼び出しが。
血盟主でありお店のママでもあるアタシが参加しないわけにはいかない。
「待って!すぐイクわよwwwwww」
と思ったけど、旅行中のホテルの部屋で娘がいる前でオカマ喋りするのは、少し(娘にとって)しんどいものがある。。。
ということで、「明日も早いし、今日は疲れたから早く寝るわy、寝よう」と言って、『軽井沢娘完全安眠計画大作戦プログラム大作戦』を開始したわけ。
20時頃には部屋の電気を消し、娘が寝静まるのを待つことに。
娘「父上、幼少の頃以来こんな早い時間に就寝しことは無いので、眠れないです。」
父「うん、わかるよ。でもそこをなんとか。
では、君の苦手な数学のお話をしてあげよう。」
娘「それはやめて下さい。自分で何とかしてみます。」
娘もアタシもいつもなら夜中の1時頃まで起きて動画やアニメを観漁っているタイプの人間なものだから、眠れるわけがない。
何とかして寝なければ。いや、寝かさなければ。
眠くなる方法。。。。
アタシが眠くなるのは・・・・・酒?
・・・・は、無理ね。娘はまだ中学生よ。
高校生ならまだしも、まだ早いわ。
あとは・・・読書?
アタシ、教科書を読んだら秒で眠れる特技があって、本でもほぼ同等の効果があることが証明されているのよね。
でもダメね、娘は何故かそう育てた覚えはないのに、アニメよりも漫画よりも本が好きな子に育っていたのだったわ。
先日観てラストでアタシが号泣した『君の膵臓が食べたい』の映画も、娘は「やっぱり原作の小説を読んでると、それを超えることができない」と酷評していたくらいに。
恐っw
優秀過ぎて恐い。
とにかく、本で眠くなるのはアタシだけなので、却下ね。
そのとき、ふと、『君膵(きみすい)』と同時期に観た、雪山で遭難して「寝たら死ぬぞ」的な映画(なんとかバーグ?)のことを思い出したの。
でもそれは”寒いところで寝たら死ぬ”という法則(仮説)なので、ちょっと違うのだけど、そのときアタシは”寒くなると眠くなる”の法則があることの確信を持っていたので、「これだ!」と思ったのよ。
その根拠が何かと言うと、夏に昼寝するときのに暑くて眠れないのが、首元に氷枕をして脳へ送られる血液を冷やす(何なら血管も圧迫)と嘘のようによく眠れるという実体験から来るものよ。
ここで、何故そんな実体験があるのかについても、少し触れておくわね。
我が家では、息子とアタシの男性2人が暑がりで、娘と嫁様の女性2人が極端な寒がりなので、よく温度管理に関する紛争が勃発するのだけど、ご想像の通り、圧倒的に寒がり派の勢力が強いのよね。
そのため、夏場のエアコンの温度設定は極めて高く、「おいおい、、そんな温度に設定したら逆に暖房が出て来てしまうのですが。。。」ということがしばしば。
それに加えて嫁様は、強めの薬を処方されるほどの極度の潔癖症(何なら障がい者手帳も所持)のため、扇風機的なものも「ホコリが舞うから」と言って大嫌いで、たまにパソコンのFANも止めてしまっていて自慢のリネレボ牧場が暑さで止まってしまうことがあるくらい。
なので、夏場の休日に家でゴロゴロするには拷問のような暑さに耐えなければいけなくって、更に言うと、アタシが横になっていると嫁様がアタシのプニプニのお腹の上に乗って来て寝るので、重さと暑さで眠るどころでは無くなってしまうのよ。
そんな状況なので、ある日、氷枕をして横になったところ、これが物凄く快適だったの。
しかし、いったん横になると嫁様がお腹の上にいるわけなので、氷が溶けても新しい物を冷蔵庫に取りに行くことができません。
そこで、何個か持って来て手の届くところに置いておくことにしたのだけど、頭の下に敷いている物が溶けて枕元にある新しい物へ交換する頃には、そっちもかなり溶けてしまっていて。。。
であれば、ということで、”冷やし貯め”をしておこうと発想して、頭の下、オデコの上、首の下、左右のこめかみと、実に上下左右から氷の壁で覆って一気に冷却してみることにしたら、気持ちいいの何のって。
特に、首の下。
首元にある急所に氷のゴツゴツが当たるようにしてツボを刺激すると気持ち良くて、いつの日か、氷を作るときに敢えて変形させてツボ刺激を極め、最終的には首の血管が止まるんじゃないか?くらいの”首だけ拷問具”を作って昼寝に挑むようになっていたわ。
脳を緊急冷却しながら眠る感覚は、そうね、眠るというよりも、意識を失う感覚に近いわ。永遠の眠りにつかないよう気を付けなくっちゃw
この場合『氷の性剣』では無くって、
『永久氷の兜(エターナルアイスヘルム)』かしらね。
話を戻すわよ。
娘を眠らせるために、エターナルアイスヘルム作戦を思いついたアタシは、ホテルの中にある売店で、お酒用によく売っている袋詰めの氷を買ってきて、「これを頭の下に敷くとよく眠れるわよ」と言って、娘とアタシそれぞれ敷いて眠ることに。
さすがに上下左右は娘も抵抗あるだろうし、旅先であった変な思い出として知人に語られてしまうのも困りものなので、一番効果が期待できる首(頭)の下だけにしたわ。
そして、期待通り速攻で就寝www
したのはいいのだけど、娘にだけやらせるのは不自然と思い自分にも氷枕をしていたものだから、眠いこと眠いこと。
「うん。ちょっとだけ」
と思って少し寝たつもりが、ご想像の通り、
アタシも爆睡してしまったあああw
爆睡を止めてくれたのは、やっぱりここでも優秀な娘。
「あ、あの、父上、、、、いびきがうるさくて眠れないのです。」
あちゃー!
起こしてしまったあああああ!!!
でも、ピンチをチャンスに変えるのが一流のオカマ。
「そ、そうか。それはごめんよ。そうだ! いびきで睡眠の邪魔をしてしまうから、父上、どっかその辺のロビーのソファーで寝てるよ。部屋は鍵をかけておくから安心して寝たまえ。」
ということにして、スマホの充電器やイヤホンマイクなど必要な装備を持って、部屋の外へ出て自由時間を得たわ。
実は、旅行中にいびきがうるさくて部屋から追い出されるくだりは、妻も旅行に来ているときにはよくあることで、どっかその辺のロビーのソファーで寝ると言っても何ら不自然ではなくて、心配や同情をされない下準備はできていたからその点も問題クリアよ。
かくして、旅行中のホテルのソファーでオカマボイチャへ参加する権利を得たアタシ。
公衆の面前で(イヤホンをつけてひとりで)オカマトークを繰り広げることで、その後、とんでもない事態に陥ることまでは想像していなかったのでした。
何があったのかも書きたいところだけど、長くなったからまた今度にするわね!w←
集うオカマたちと家出捜索願い
さて、オカマ物語の続きよ。どこまでお話したかしら。
コンセプトが決まって、いよいよ本格的に活動を始めることにしたアタシは、Twitterでメンバーの募集をかけてみることにしたのよね。2019年8月の初めのことよ。
今回は、アタシの呼びかけに応えて集まってくれた人たちのことを、順に書いていこうと思うわ。
毎度のことだけど、気になったことは都度深堀りするタイプだから、話が脱線しまくりになるわよ。
掘り下げ過ぎて今回は数人しか書けないけど、許してねw
(いずれ登場するかもしれないわよ)
こんな感じよ。
まず最初に、オカマバー血盟の看板を作ってくれるクリエイターを探すことにしたわ。
知り合いで何人か候補はいたけど、オカマバーというテーマに一番精通していそうな彼女に声をかけてみることにしたの。
なんて言うと誤解を招いてしまいそうだから、ちゃんと説明するわね。
彼女と最初に出会ったのは、2019年1月のファンミーティング後オフ会(PANCHさんが主催した300人近く集まって公式を超えたという伝説の後夜祭)だったかしら。
当時アタシはリネレボのゲーム内でペンギン着ぐるみのキャラを複数動かして作ったダンス動画を公開して少しばかり話題になっていたから、主催のPANCHさんからその会のオープニングで流すものを作って欲しいと、ご依頼を受けて、幹事メンバーに入れてもらっていたのよね。
この、スクリーンに映っているのがアタシの作ったペンギンダンス動画よ。
これを作るために会社を3日くらい休んだのと、キャラクターのコスチュームなどを買うのに3万円ほど掛かったわよ。依頼主のPANCHさんからは必要経費は払うよと事前に言われていたのだけど、打ち上げでそれの10倍くらいするワインを御馳走になって、というか、美味しすぎて見てないうちにガブガブ飲み干してしまった(&酔っぱらってプールとお風呂に勝手に入ってしまった)から、申し訳なくて請求できなかったことを今思い出したわよ。
この有り様かしら。
ペンギンダンスの動画はTwitterでもショート版を公開していたわね。
https://twitter.com/rirrrrrryo/status/1084622007059152896?s=21
ちなみに過去アーカイブはこちらよ。
https://www.youtube.com/channel/UCTVmJPpV5qdyfH69HR0pGFw
また話がそれてしまったから戻すわよ。
で、その会の当日は、入場した人に名札を配布してキャラ名を書いてもらっていて、当日アタシはそういった雑用をお手伝いしていたの。
会場に来てくれた人の名札に書かれたキャラ名を見ては、Twitterで見たことがある人がいると軽く声をかけさせてもらっていて、彼女もその中の一人だったのよね。
特に彼女は、彼女が主催するオフ会の告知を見て、とても本格的な広告画像が印象的だったから覚えていたのよ。
それで、「あっ!見たことあるわ!」「わたしもよ!」となった感じね。
そのときは一言二言しか言葉を交わさなかったけど、その後に、彼女が大阪と東京の両方でオフ会を開催するという告知をしているのを見かけて、「@東京待ってました!」とばかりに参加したのよ。
これがそのときのオフ会の告知よ。本格的でしょ。
そして、その@東京の会場が、こんな方たとがやっているお店で。
ちょっと!お店のチョイスどうなってるのよwwwww
本職(オカマ)の方が経営するお店だったのよw
話を聞いてみると、彼女はそういった方とよくお仕事(イベント告知の広告など)でご一緒していて知り合いも多いということだったの。
で、このお店は普段は『ジョジョナイト』とか『〇〇〇ナイト』とか、その日その日でテーマを決めてコスプレで集まるクラブ(大音量で音楽を聴きながらカクテルなどのオシャレなお酒を飲むほうのやつ)みたいな感じで。
こんな企画物のポスターも作っていたってわけね。
ポスターの出来栄えも凄いけど、企画の内容もとても楽しそうだから、いつかグッとくるテーマのときに行ってみたいと思ったわ。
『ドワ子ナイト』とかやらないかしら。
ということで、オカマに精通している彼女にコンタクトを取ってみることに。
りりょ「おびびー!
オカマバーモチーフの血盟を設立するから、
ロゴを作って欲しいの。」
おびび「おぉー。おっけーい♪」
りりょ「やったー!で、依頼料はおいくら万円で(汗)」
おびび「いらないよんw」
りりょ「えええええw」
すると、その日のうちにこんなに素敵なロゴを作ってくれたのよ!
これもう本物のオカマバーでもおかしくないくらいの完成度よねw
ビックリしたわよ。
これを作ってくれたのは、この子よ。
『堂山おびび(VivianyaAj)』
https://twitter.com/VivianyaAj
最近では、PANCHさんのYoutubeチャンネルのイラストも手掛けた凄腕のデザイナーさんよ。
彼女は実はS嶋さんとも仕事関係で交流があって、パン鯖でS嶋さんが立ち上げた血盟の運営を手伝っていたこともあったりいろいろと有能なのよ。
それもあって、仲間にしたらかなり頼もしいと思ったわけ。
そんな彼女は全鯖共通の交流を目的としたDiscordグループやLINEグループも運営していて、主に大阪や東京でオシャレなオフ会を定期的に企画しているから、興味のある人はこちらも覗いてみるといいわよ
と、ロゴ作成のお礼を兼ねた宣伝はこれくらいにして、話を戻すわよ。
新鯖のスタートまではまだ半月ほど日にちがある状態での募集だったのだけど、「楽しそう!」とか「協力するよ」と言ってくれる方が次々とDiscordグループへ参加してくれたわ。
そして、何かお下劣でいてクスっと笑えるような名前をみんなにも名乗ってもらおうと、『源氏名相談部屋』というチャンネル(掲示板でいうところのスレッドのようなものかしら)を作って、そこでみんなで案を出し合ってお互いの名前を考えたわ。
その中でも我ながらいい名前だなと思えるのを、(イメージ画像と添えながら)いくつか紹介するわね。
『被利川宝慶』
これの中の人は、アタシがカイン鯖のときに加入してもいない血盟のオフ会に部外者だけど勝手に参加させてもらったときに出会ったkabuさんというパパで、実際の年齢よりも15歳は下に見える美魔女ならぬ美殿よ。
リネレボをやっていて年上の人は珍しくて、そして同い年の息子を持つということもあり、親近感が止まらなくてとても懇意にしてもらっているわ。
東京都内でオフ会をすると、二時間以上かけて来てくれるの。彼が来るときは何故かアタシは決まって駅を出てすぐに職質で捕まるんだけど、それを彼はとても笑ってくれるから、救われているのよ。
そんな彼に「カブ」が着いてお下劣なものということで、贈らせてもらった名前がこれよ。
一見、”花の慶次”に登場する戦国武将のようなカッコイイ字づらと思わせて、読んでみると実に卑猥でくだらない下ネタでしょw そんなギャップがとても気に入っているわ。
イメージ的にはこんなかしら。
彼も、要塞戦のパーティ名を「ホーケーズ」にしたり、エリアチャトで「被らせてイクわよー」などと口上するくらい気に入ってくれているのよ。
”皮を被っている”
このことに敏感になった彼は、つい先日も、アタシがこの画像をDiscordグループの『淫スタ蝿な拷問部屋(飯テロをするチャンネル)』にアップしたところ、秒で反応していたわw
ワンタン麺と餃子セット
宝慶「皮を被った料理が被ってるわよ!!!」
そんな、被りが大好きな彼のためにアタシはその後、『被利川珍宝』という弟キャラを作ってキャラを被せてあげたの。
そして、キャラを被せただけでなくて、大急ぎで育成をしてやっと使い物になって来たから先週の要塞大戦でデビューさせたのよね。そしたら、いつもボロ負けしていた相手に完勝したわよw
”被利川兄弟の伝説”がこれから始まる予感がするわよ!
(※あまり大きな声では言えないけど、珍宝のほうの中の人をやりたい人が居たら連絡下さい。
普段の育成はアタシやるから、要塞大戦のときだけプレイでもOKよ♪主に火、木、土よ。
他にもたくさん素敵な名前のキャラを作ってあるから、中の人、お待ちしているわよ。)
『リザスティック毎穴』
戦術的にリザレクション(蘇生)が必要と思ったから、エヴァスセイントのキャラを作ってもらうために”リザ”という文字を入れつつ、リサ・スティッグマイアーという女性モデルを文字った名前よ。
スティックがいろんな穴に挿入されている感じがとても卑猥なことは、モデルさんはもちろんのこと、中の人もきっと気付いていないわ。
彼女との出会いは、たしか、2019年8月の公式ファンミーティングだったかしら。
いつもならアタシはオフ会は主にセーラー服で居て、後半になってからセーラー服を脱いで、中に仕込んでいたスク水の姿で変態おじさん爆誕するの。
でも、今年のファンミは100人くらい居る大会場で我慢できなくなって、早々と爆誕してしまったのよね。
スク水の姿になると決まってアタシは股間のあたりに詰め物をして、もっこりさせるのだけど、そのもっこりに視線を感じたから、全く面識が無かったのだけど、会場に居た彼女に声をかけてみたのよ。
そこで、冒頭に紹介したロゴのステッカーを配って、これから始める活動のことをお話したところ興味を持ってくれたっていうわけ。
ちなみに、そのファンミーティングではアタシはオカマバー血盟ののぼり(旗)も作って持ち歩いていたのだけど、韓国のメディアにインタビューを受けてオカマ言葉全開で受け答えをしていたら、通訳の人や日本の運営チームの人が笑ってくれたわ。
もちろんこれのデザインも、おびびがしてくれたのよ!凄いでしょ!
『超魔術ゲリユラー』
プレイバシーの関係で詳細は伏せておくけど、ユリさんという方のために考えた名前で、懐かしのユリ・ゲラーという超能力者の名前をモジったものよ。
何年前だったか忘れてしまったけど、アタシが子供の頃にめちゃくちゃ流行ったのよ。たぶん皆さんは知らないと思うから、どんなだったのか紹介しようとネットで調べてみたら、とんでもなく突っ込み所満載なエピソードの持ち主で、チビりそうになったわよw
(念のため先に書いておくけど、中の人であるユリさんには全く関係ないわよ。)
・まずイスラエル陸軍を3年で除隊。
その後ファッションモデルとキャンプカウンセラーなど職を点々とする。
→早っw そしてその後の職も超能力と全く関係ないわねw
・そのキャンプである少年と知り合い奇術の共同研究をし、
パーティやナイトクラブで超能力ショーを始める。
→その少年に何を吹き込まれたのかしらw
・超脳力ショーが幼稚過ぎるとナイトクラブの支配人から訴えられ、
判決で、イスラエルでの超能力ショー禁止となる。
→イスラエル厳しいwww せちがらいわよwwww
・イタリアの有名な女優と一緒に写っている合成写真を発表し、
炎上する。
→何してるのこの人www やけくそかしらwwww
「彼は本物の超能力者である。
(彼と自分は地球から何兆光年も離れた惑星の宇宙船から
コンピューターで操作されている)」と言い、売り出す。
→悪目立ちしていたところを奇人にマークされたのね。
ていうかその設定は無理があるんじゃないかしらwwwww
回線が高速過ぎるwwww
・その後、アメリカやイギリス、日本のテレビ番組に登場して、
スプーン曲げや透視能力などを披露する。
→アタシはこの辺りを目にしたのね。
・サイコップ(アメリカの超常現象や議事科学に対して
科学的な調査・批判を行う委員会)に批判されまくって
訴訟を起こし、逆に12万ドルの賠償金を支払う。
→カウンターでかいwwww こわっw アメリカこわっw
任天堂に約101億円の損害賠償を求める裁判を起こし、負ける。
→相手でかいしw 101億円もの損害って具体的には何かしらwwww
そりゃ負けるわよw
・イギリスのジャーナリストにマイケルジャクソンを紹介し、
数千万円を受け取る。
(その後、そのジャーナリストがマイケルジャクソンの真実
という番組を制作し、マイケルから訴訟を起こされている。)
→何してくれてんの!マイケル売るとか!
・1970年代にレコードを発売。
全11曲で、BGMに「曲がれ…むぁがれぇぇ…」などの語りが収録されたもの。
それが2000年と2005年にCDで再販されている。
→それ欲しいwwww
とまあ、『スプーン曲げをするうさん臭い超能力者で笑える人』くらいに思っていたのだけど調べてみたらいろいろとやらかしてたわよ。
あと、キャラ名に使った『超魔術』はユリ・ゲラーではなくてMr.マリックのやつだったことに今更だけど気付いたわw
当時、彼らは一緒にテレビ番組に出演してしのぎを削っていたのよ。
懐かしいわね。
ちなみにユリさんは、新鯖スタート前に家出したきりよw
「下痢」とか呼んでごめん!早く帰ってきて!
『ヤリ穴・グランデ』
プレイバシーの関係で詳細は伏せておくけど、アリアナ・グランデというアメリカで人気の女優&歌手が大好きというお洒落そうな女の子のために考えた名前よ。
少しだけ文字を変えただけでとんでもなくお下劣な名前が爆誕したものねw
元ネタの女優さんの風評被害になるのでは?という話もあるけど、この名前にはとても良いご利益があることにも触れておくわね。
というのは、この源氏名をあげた中の人は、その頃、妊活を頑張っていたのだけど、オカマバー血盟に入ってこの名前を襲名した途端になんと、妊娠したのよw
新鯖スタート後は要塞戦でつわりと戦いながら頑張っていたのだけど、口からいろんなものを垂れ流しでVC(ボイスチャット)するのもお互いにいろんな意味で負担になるから、今は産休中なのだけど、やっぱりオカマパワーには何か性的な能力を向上させる力があると彼女は語っているわ。
ここで、「妊活」ということで思い出したのだけど、話の脱線ついでに書かせてもらうわよ。
これから、「そろそろ子供が欲しい」という時期(年代)の方も多いと思うから。
二十年くらい前のことになるのだけど、アタシたちの夫婦も結婚して何年かして「そろそろ子供が欲しい」と思っていたのよね。
でも、それから2年くらいしても出来なくて、最初のうちは「なんでかしら?」などと思って書籍などを買って読んだり、インターネットでそういった人たちが集う掲示板に出入りしたりして、調べていたわ。
そこで知ったのは、いわゆる「不妊症」というものが、その当時でも約10%程度の割合で起きるということだったの。
いまは携帯やWi-Fi電波が世の中で蔓延していて、影響あるかどうか分からないけど、もっと割合は上がっているかもしれないわね。
と思って調べてみたら、やっぱり上がっているわよ。いまは20代で約11.9%ですって。30代では18.6%、40代では19%、全体では18.2%というから、当時の倍程度になって来ているわ。
当時の10人に1人でも結構な割合よね。これは自分たちに降りかかっていてもおかしくないと思い、すぐに専門の病院に行くことにしたわ。
病院に行って検査というものはあるものの、その検査で明確に「ここが悪いから治しましょうね」とは成らなくて、毎日の体温を測って月単位くらいの周期で変動する具合をみて異常を推測したり、一番出来やすいと思われる日にトライしてみたり。
そんな地道な取り組みをすることになったわ。
その当時は、何が正解なのか、この取り組みで成果があるのかも分からなくて、それが妻のストレスになって体調が万全と言えない状況になったりもして、負のスパイラルハリケーンに陥って大変だったことを思い出すわ。
要するに、結構な割合で起こりうるということ、年齢と伴に割合も上がることから、なるべく早めに病院へ行って相談することをお勧めするわよ。
あっ。
そうそう。脱線ついでのついでにカミングアウトするけど、うちの場合は最終的には体外受精という方法で命を授かったわよ。
それはつまり、男性と女性のお互いから採取した”命の素”同士を体外で洗浄して結びつきやすくしてからご対面させて、合体したところで、女性の中に収める、という方法なのよ。
ここで、男性の方の命の素を採取するのに当然鮮度が良いほうがいいに決まっているわよね。だから、病院に個室AV観賞ルームがあって、そこで清楚ものから痴漢・調教もの、人気女優ものと、良質な”命の素”が採取できるよう、男性の好みに合うよう、様々なタイトルが用意されていたわ。
人気女優ものだと、なんだかその女優さんも間接的にはお母さんというか、妙な感情が生まれてしまいそうだし、痴漢ものは結構好きで興奮するから良質なのが取れそうだけど、不謹慎過ぎて生まれてくる子供に少し申し訳ない気がするし、とても悩んだことを覚えているわ。
最終的には、「パイ〇ン&潮吹きもの」にしたわ。
何の話だったかしら。源氏名の紹介ね。
脱線し過ぎてムラムラして来たから、少し急いで続きを書き上げるわよ。
『鼻毛の錬金玉師』
この子もプレイバシーの関係で詳細は伏せておくけど、れんちゃんという子のために考えた名前で、お察しの通り、鋼の錬金術師をモジったものよ。
このれんちゃんというのは、以前のブログでお話したラブレボ会で意気投合して最終的にパンツを見ようとして気付いたら長野で寝ていたあの日のリアルドワ子ちゃんよ。
その後、オカマバー血盟に加入してくれたのだけど、アタシがブログで「かわいい!好きだ!」などと書いたからか、現在家出中よ。
れんちゃん!
いかがわしい感情はもう抱かないから
帰って来て!
『淫度の乳デリー』
この子は、以前にTwitterである病気を克服したというツイートを書いていたのをアタシが何故かとても喜んだのを覚えていてくれて、今回の呼び掛けに反応して来てくれた子よ。
その当時は普通に真面目な女性のアカウントだったのだけど、その後何があったのか知らないけど、インド人のロールプレイを展開する子になっていたわ。
「#ナンが焼けたよ」のタグを発祥させたのはこの子よ。
入った当初にDiscordのアイコンを「ナマステ」と書いてあるインド人のイラストにしていたから、アタシは彼女のことを今でもナマステと呼んでいるわ。
みんなでアイデアを出し合って、とんでもない巨乳ということもあり、この名前にたどり着いたのよ。
この子、話をすればするほど、いろんな意味で凄い子で、オカマバー血盟の中できっと一番の濃いキャラの逸材で驚かされたわ。
というのは、その後オカマバー血盟の”宝”となる「性剣伝説」と呼ばれるエピソードをいくつも持っていて、その話が超絶おもしろいの。
「性剣伝説」の詳細はまた今度、許可をもらえたら公開することにするわ。
そのエピソード集が好き過ぎて、アタシの複数端末の1つで”性剣伝説ヴィーン”という名前のキャラを作ったほどよ。
ヴィーンなんて書いたら何のための剣なのか察しの良い人には判ってしまいそうねw
そういえば、そのキャラをオカマバー血盟の寄付要員に迎え入れた頃から彼女も家出中よ。
ナマステ!
性剣伝説はあまりいじらないように努力するから、
帰ってきて!
他にもいろんな素敵な名前のオカマちゃんたちが加入してくれたけど、なんやかんやいろいろあって、ほとんど家出中よ。
ということで、家出捜索願いみたいになっちゃったけど、残ってくれている人や、後から合流してくれた人+アタシのサブちゃんたちで要塞大戦は超盛り上がっているわよ。
オネエJAPANとも大戦してもらったときなんか、オカマ言葉とオネエ言葉でとんでもなく面白かったのよ!
先週の要塞大戦では、戦闘力とキルデスでは凄い差で負けてたのだけど、エリチャでオカマ喋りで威嚇しながらやったらこのスコアで勝ったわよw
おしっこ漏れるほど興奮したわw
これから鯖統合で環境は変わるけど、もっと素敵な出会いがあることを期待しているわ。
繰り返しになるけど、要塞戦だけでもやりたいと言ってくれる中の人、募集中よ!
どんな形でもいいから、興味のある人、待ってるわよ!
オカマ活動のコンセプトとそもそもの説明の回
ハッ!
立て続けに書くつもりが、また間が空いてしまったわ!
ということで、前回までの出来事(地元でガチのオカマバーにて本格的なオカマさんの洗礼を受ける等)によって、覚醒したりりょ子。
いよいよオカマ活動を開始することになったわ。時は2019年8月の始め頃のことよ。
最初から読んでくれている人には繰り返しになるけど、ここで言っているオカマ活動と言うのは、ガチのやつではなくって、リネレボというゲームの中でのロールプレイ(なりきり)のことなので、念のためね。
急に心配になってきたから、今回はちょっとオカマの物語からは脱線しながら、そもそもこのブログは何なのか?というか、リネレボというゲームのことや、その中でやろうとしているオカマ活動のコンセプトなんかも書くことにしようかしら。
アニメとかでもよくある、2話目で設定や説明をモリモリ入れてくるやつね。
このブログはタイトルがあれなせいもあって、リネレボはもちろんのことゲーム自体をやっていない方も見てくれているみたいだから、そういった方たちにも分かるよう、誤解を招かないようになるべく画像なんかも入れて説明を添えながら書いていくわね。知っている人にとったら当たり前のことが多くなるけど、許して頂戴ね。
さて、リネレボというのは何か。
それは、リネージュ2レボリューションというスマホゲームよ。 この、「レボリューション!」というポーズの元はこのリネレボなのよ!(嘘よ)
フジモンさんもやっていたのは本当よ。
リアルではおじさんであったり高校生であったり様々な人が、ゲームの中ではエルフやドワーフなどの種族のファンタジー世界の住民になるのよ。
それで、剣や弓、魔法なんかを使ってモンスターを退治しながら経験を積んで強くなっていくの。
そして、修練した体と技を使って定期的に開催される大会などでプレイヤー同士で戦うことを主眼に置いたファンタージーRPGよ。
それだけだと、最近よくありがちな設定と内容よね。まぁ、その通りよ。
付け加えると、最近のこういったものは、スマホなどの携帯端末で、かつ、ライト層(ゲームをそんなに必死にやったことがない人たち)でも遊びやすいように、モンスター退治などはオートでやってくれるものが増えているわ。
少しスマホをいじってセットしておけば、普段のモンスター退治なんかは操作しなくても勝手に動いてやってくれるの。だから、眺めながらお茶してても大丈夫なのよ。
なんなら寝ていてもやってくれるのよ。
ファンタジー系のゲームは、たくさんの技や魔法の演出でユーザーの気持ちを盛り上げてくれるのはよくあることよね。その点はリネレボも同じで、たくさんのカッコイイ技があるわよ。
エヴァスウォール!
ハリケーンストーム!!!
チェーンヒドラ!!(?)
他にもたくさんのド派手な魔法があるわよ。
フォーティーカウントリーチ!
ハリケーンツモ!!!
ライトニングボルト!!
その中でもこのリネレボは、他を圧倒するグラフィックと、団体vs団体の対人戦の面白さが特徴になっているゲームよ。
どこが面白いのかは説明が難しいけど、他のゲームに比べ賞金が一切出ないにも関わらず、みんなが目指している公式大会があるの。
そして、お金ではない栄誉と達成感のために、普通では会うことも難しいような社長さんや、医者、弁護士さんなど、様々な地位の方までもが夢中になってこれをやって、毎日練習をしたりして頑張っているの。
そして運営がオフ会を推奨している(何ならオフ会をすると補助が出る)せいもあり、こういった方たちと会って地位を超えた交流をすることができる。これもリネレボの醍醐味といえるわ。
リネレボの歴史としては、2018年8月の終わり頃にスタートしたかしら。
だから、ちょうど二周年を迎えるこのタイミングで、2つの新サーバーと、カマエルという新しい種族を追加することになっているのよ。(以降、サーバー=鯖と呼ぶわね。この方がやっている人にとっては自然なのよ。覚えておくといいわよ。)
既にプレイしている人には分かると思うけど、同じゲームであっても鯖が変わると別扱いになるから、全てが1からやり直しになるのよ。
アタシもリネレボ自体がスタートした初日からプレイを始めているから、2年間育てたキャラがいるのよ。
でも、アタシは敢えてそれは捨てて、新しい鯖で新しい人たちと最初からやることに決めたの。
そう。新しい冒険の始まりよ!
新鯖が発足するのは8/16かしら。それまで待ちきれないアタシは、まずは、新しいお仲間を集めたり、今後の活動を相談したりするために、Discordグループを立ち上げることにしたの。
(Discordというのは、そういうアプリなのだけど、目的毎にユーザー側でグループを建てて、そこで掲示板や通話チャンネルを自由に作って、わいわい騒いだり話し合ったりの交流ができるSNSみたいな物よ)
それがここよ
そして、アタシはここをTwitterで宣伝して人を集めることにしたのだけど、その前に、このグループ(というかアタシたちの活動)のコンセプトをもう少し明確にしなければいけないと思ったわ。
コンセプトの根底にあるのは
「オカマのロールプレイ(成りきること)をしながらリネレボをプレイすること」
つまり、ゲーム内のチャットや、団体戦をプレイしながら作戦指示をするDiscord通話中に、オカマ口調で話しながらやるの。
でも、それだけだと、「オネエJAPANとの違いは何?」ということにもなると思うの。
念のため書いておくと、オネエJAPANというのは、同じくリネレボで、オークというゴリラ♂みたいな見た目の種族がリリースされた時期に発足した血盟(他のゲームでいうところのギルドやクランのことを血盟と呼ぶのよ)で、メンバー全員がそのオークで、かつ、ボイスチャットで喋るときにオネエ言葉という、個性のかたまりのような集団よ。
ここまでの説明だと、「コンセプトがもろに被ってるんじゃないの!?」となるわよね。その通りよ。でも、確かな違いがあるの。それを知ってもらうためには、もう少し根本的な定義について確認して行きましょう。
オネエとオカマの違いは何か?
これについて、アタシなりの解釈を書かせてもらうわよ。
(ガチの人からしたら「違う!」ってなるかもしれないけど、これはゲーム内のロールプレイを設定するにあたり決めた定義ということで、ご容赦くださいね)
オネエというのは、男性が女性のような恰好をして、女性のような言葉をを喋る人のことよ。
対してオカマはというと、女性のような恰好をしていなくても、女性のような言葉であったり振る舞いをしたらオカマなの。
分かり易く芸能人で言うと、
オカマ=クリス松村、おすぎとピーコ、尾木ママ、真島英樹(ダンサー)
オネエ=はるな愛、IKKOさん、KABAちゃん、マツコデラックス、ミッツマングローブ
こんな感じかしら。
(ちなみに、ニューハーフというのは、更に、性転換の改造している人のことらしいわ。職業の名前という説もあるらしいわ。)
え、ちょっと待って!
ということは、オネエJAPANはオークという男の見た目なんだから、オカマなんじゃないの?
えっ!?
和田はどっち?
男の見た目なんだからオカマでいいのよね?
あれ?アタシは?
セーラー服やスク水を着るということは女装よね。
ということはオネエなの???
でもオカマバーでパンティをあれされて、オカマの家族になったのよね?
ふぉーーーーー!!
もう分からなくなってきた・・・
オーク♂がオカマでスク水がオネエで、、、
ハッ!
もしかして!!!
俺たち (私たち)
入れ替わってる~!? !?
ということで、今回はうんちくが多くなってしまったので 、無理やりオチに持って行ってしまったわよ。
■結論
オネエとオカマの違いは、もはやよく分からなくなってしまったわ。
そこで、アタシたちの一番重要で分かりやすいポイント(違い)を追加したわ。
それが、オカマバーのロールプレイよ。
ログインのことを出勤と呼ぶとかして、要するに、お店な感じで行くの。
遊びに来てくれたお客様(対戦相手)に、全力ハイテンションでぶつかって、楽しんでもらうの。
そして、そのための1つの手法として、オカマバーのように、お下劣さ全開でいくってことよ。
これが、アタシたちの持ち味よ!
(ガチのオカマバーの方、ごめんなさいね。
でも、とっても楽しいし、素敵だと思ったの。)
ということで、まとめると、
◆オネエJAPAN
・女言葉で喋る。
・オフ会では女装。(主催のやつは)
・ゲーム内の種族は、オーク。
・下ネタはそんなに言わない。
に対して
◆オカマバー血盟
・女言葉で喋る。 +お店な感じを出す。
・オフ会では別に女装しなくてもいい。
(してもいいし、自由)
・ゲーム内の種族も、何でもあり。
・無理にでも下ネタに走る。それが仕事。
これがオカマバー血盟のコンセプト
(スタイル)よ。
仕事なんだから仕方ないわよね?
要塞戦の指揮でも、例えば
自陣=二丁目
敵陣=歌舞伎町
敵バフ=おち〇ちん
自バフ=バイブ
2バフ=バイアグラ
回復の泉=濡れ場
防衛ライン=前立腺
敵門=ア〇ル
なんかに置き換えて喋るの。
実際の指揮ボイチャはこんな感じよ。
濡れ場制圧しつつおち〇ちんをいただくわよ!
バイアグラしたらア〇ル攻めね!
二丁目前にノンケ多数来てるわ!
前立腺でゴムを展開!
即イキした人は二丁目内で貞操を守るのよ!
ァァァ!奥まで入って来てるわ!
中はダメ!
誰かパイプカットして!!
壊れちゃう!
ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ッ!!!
そして、これは、あくまでもスタイルであって、最終目標ではないの。
アタシがやりたいと考えた野望は、もっと、劣悪で不謹慎なものよ。
それは、
人気YouTuberの動画に、このお下劣ボイチャ(もっと言うと卑猥なキャラ名も)を潜り込ませて世の中に配信することよ!
観てて恥ずかしくなる感じをお茶の間に!
これをどうしてもやりたくなってしまったの。
どんな困難があっても挫けないわよ。
世界大会に向けて
アタシの戦いは、始まったばかりよ!
ということで、次回以降では
・集結するお下劣プレイヤーたち
(しかも何故か女性多め)
・人気YouTuberへのアプローチ。
・人気YouTuberまさかの入団、そして即イキ。
・エスカレートするお下劣ムード。
そしてテーマソング完成。
・公式ファンミーティングで残した爪跡。
こんな出来事を書いていこうと思うわよ。
気長に待つのよ!
カマの国から 2019夏 ~産声~ (後編)
あぁああああ あぁあぁ あああああぁ♪
ぁぁああああ あぁあぁ あぁ♪
ふぅううううう うぅうぅ うううううぅ♪
んぅう ううぅ ううぅ♪
だいぶ間が空いてしまいましたが、オカマ爆誕のお話の後編です。
後編というより、後日談でしょうか。
もう、あれからいろんなことが有り過ぎて、2ヶ月くらい前のことなのに思い出すのが一苦労ですが、頑張って書きます。 と、いうのも、つい最近、大阪で物凄く楽しくて嬉しいことがあり、それを書きたくて書きたくてしかたなくなったので、そこまでにあった沢山の辛かったことを、順に書いて行こうと思います。
そう、前回までに書いたのは。。。。
ラブレボオフ会の帰りに酔っぱらって見知らぬ土地(長野らしい)で目覚め、お巡りさんに呼び止められて気付いたら下半身が半裸。Tシャツをめくったら女性用のおパンティを履いていた夜。
翌日のヨッメからの証言で何となーく察しはついていたものの、そうは思いたくなくて頭から消去し、月曜日からまた仕事に勤しんでいた。
そして、すっかり忘れて日常生活を送っていた数日後、何故そうなっていたのかを嫌っていう程ハッキリと知ることになる。
その日、仕事が終わり、いつもの帰路で約2時間に渡って電車に揺られながらリネレボの日課のやり残しの確認や次元ダンジョンを消化しながら(途中で何度も寝落ちしては終点で知らない人に起こしてもらい、乗り換えながら)何とか地元の駅に着く。
週末ということもあり、学生街でもある地元では、比較的早い時間帯から大いに盛り上がっていた。
10mほど歩く度にキャバクラの呼び込みに声をかけられ、その周りではお酒を覚えたての若い男が女の子の前で必死で笑いを取ろうと必要以上に騒いでいる。それを女の子たちも頬を少し赤らめながらニコニコして見ている。大学のサークルだろうか。
鬱陶しくて賑やかなこの街には、そういえば自分も彼らのよう大学生のときに上京して来てからずっと住んでおり、思えばこちらでの生活のほうが実家のある静岡の田舎での生活よりも長い程になっていた。
長く住んでいると不思議なもので、この鬱陶しさも嫌いじゃなくなっていた。
キャバクラの呼びこみラッシュに対して1人ずつ「拙者、いまウンコ漏らしてるから御社に行ったら周りのお客様に迷惑をかけるでござる。」
などと、声を掛けたことを後悔させるような返しをしながら対処して、いつものスーパーへ歩みを進める。
そうそう。
話がそれるが、自分はオフ会でお金を使いまくるため、日頃の飲食は決まってスーパーダイエーのフードコートで済ませていた。いや、フードコートではなかった。正しくはイートインである。つまり、店で買ったものを店の端のほうの一角に用意されているテーブル席で食べるのだ。幸いにしてダイエーもイオングループと一緒になり、自社ブランドであるトップバリューが文字通り業界トップを誇るコスパでお酒もお惣菜も提供してくれているので、1000円あれば充分に独り大宴会が繰り広げられるのだ。しかも、このイートインにはカウンター席に壁コンセントがある。飲んで食べながらリネレボをするには最高の環境だ。1つだけ不満を言わせてもらうと、イートインとレジが近過ぎる為、Discordなどで通話しながらリネレボをすると、チャンネルに参加している皆にずーっとレジの「ピー、ピー、プー、パー」という音を垂れ流しにしてしまい、初めての人にはかなりの確率で突っ込まれる。ま、その点を除けばかなりの高環境なので、よく利用させてもらっている。ちなみに、家に帰っても自分のぶんの夕飯は用意されていないので、そこはご心配なく!
ダイエーのイートインが好き過ぎてめっちゃ語ってしまった。
話を戻す。
キャバクラの呼びこみラッシュを抜けると、いつも和田アキ子くらいの大男が女装をして立っているポイントがある。
どう見てもオカマバーなのだろうが、いつも「なんでこの人が客引きなんだろ?いつ見てもただ立ってるだけで、お客さんとか誘って声掛けてないし、それに見た目怖いwww」などと思いながら、通り過ぎる。しかし、この日はいつもと違った。
和田アキ子が話しかけてきた。しかも声が異常に高い。
街中でそんなクロちゃんみたいな声で話しかけられるだけでも困りものなのだが、もっと困ったことに、名前を呼んできた。
和『あらー!!!
りりょ子!!!』
名前っていうか、キャラ名。
しかもキャラ名が何故か性転換手術済になっている。
思考停止しそうになるが、停止している場合ではない。
何ならば、知り合いがそこら辺にいてもおかしくないし、和田クロちゃんを黙らせなければ、この街で生きていけないというか、社会的に死ぬ。
瞬歩で距離を詰めるや、和田に一言。
り「やめて。」
和田はキョトンと無垢な表情を浮かべて
和『え?りりょ子よね?』
り「たぶんそう。
でも、ちょっと、黙って。」
人通りの多いメインストリートから脇道に和田を連れて(というか、来てもらって)、どういうことか聞いてみることにする。
そもそも、何故その名前を知っているのか?しかも名前が性転換しているのか?
り「話を聞こうじゃないか。」
和『話って?・・・・あら!
働く気になった?』
おっとっとっとっと!!!
ウェイウェイウェイ…
り「待て待て待て。。。。働かない。
うち副業ダメだし、働けないし。 」
いや、そういうことじゃなくて。。。
和『えー!?
りりょ子、次来るときはそっち側ね
って言ってたのに。』
り「いつwwww」
和『先週。土曜日だったかしら?』
り「あ。」
ラブレボの日じゃーん。。。
酔っぱらって、というか酒を飲んだ後に過度の運動をして、記憶が飛んで、ログアウトプレイで自動帰宅
の途中でバグって長野で目覚めたはず。
でもよく考えると都内から長野へ直通で行ける電車なんてあったっけ?
つまり、ここへ寄ってから何故かまた電車に乗って遠くへ旅立ったということか・・・
おしい。家すぐそこだったのに。。。。
いや、問題はそこじゃない。
この街で何があったのだ!?
り「もしかしてオカマさんのお店に行った?」
和『行ったというか、家族になったわよね?』
り「か...家族!!!ですか、、、
そうですか。なるほどなるほど。」
和『りりょ子はみんなの人気者よ~』
り「で、その家族とは?」
和『ほら、
りりょ子のリリョ子をみんなでアレして
その後、パンティをほら、』
り「ふぉーーーー!!
いまの質問は無ぁぁぁし!
質問を変えまーす!」
和『似合ってたけどモッコr』
り「そぉーーーーい!!
はい次!次!その話終わり!
さてさて、和田さんはどうして
その名前を知っているのですかぁ?
私が自分で言ってたのでしょうか?」
和『名札に書いてあったわよね?
そういえば
どうして名札なんて付けてたのかしら』
ラブレボ会で配られて付けたやぁぁぁぁつ!!!
てか、ずっと付けてたんかーい!
り「はい次の問題!
名札の件はもう大丈夫でーす!
さて、私は御社でどんな感じだったので?」
和『お店のことかしら?
そうね、すっごく輝いていたわよ。
途中からお店のお仲間になって、
”オカマの神様が降りてきたわぁ♪”って
言っていたわよ!』
はいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!
やっちゃってぇぇるぅやあああああつ!!!
もうどうでも良くなってきたwww
なんだろう。そこへ行ったらすごく楽しそうな気がして来た。
それに今は、細かいことはもう気にしたくないし、忘れたい気分だ。
り「よし、強めの酒を頼む。」
和『おかえりなさぁぁぁいい♪♪♪♪』
かくして、リネレボでのロールプレイのため、オカマの勉強に勤しむことになったりりょ子。
その日の夜の記憶も殆ど無いが、和田が言うには前回よりも更にハジけたらしい。
というか、羽ばたいたらしい。
(羽ばたいたって何だし!
和田ちょっと専門用語使い過ぎ!)
その後、りりょ子がオカマをマスターするには、そう時間はかからなかった。
だがしかし、オカマになってからが本当の戦いであるということを、このときのりりょ子(後のびりょ子)はまだ知る由もなかった。
そのお話はまた次回以降で書いて行こうと思う。
カマの国から 2019夏 ~産声~
-完-
カマの国から 2019夏 ~産声~ (前編)
あぁああああ あぁあぁ あああああぁ♪
ぁぁああああ あぁあぁ あぁ♪
ふぅううううう うぅうぅ うううううぅ♪
んぅう ううぅ ううぅ♪
母さん、元気ですか?
こちらは夏だというのに、夜は寒い日もあり、特に酒をたらふく飲んで酔っぱらい、動物の鳴き声で目が覚めたときの気分は、最悪なわけで。
知らない土地での、薄暗く街灯も無い路地は、不安な気持ちが余計と、身も心も、寒くするわけで。
シュタッ!◝( ˙ ꒳ ˙ )◜
ということで、『北の国から』のパロディーで始まりました!
オカマバー血盟ブログかしら♪
記念すべき第一回は、当店オカマバー血盟(リネレボというゲームのギルドのようなもの)が発足したきっかけを、それから次回以降で、現在の活動状況や集結する濃いキャラのホステス達、今後の計画、なんかを書いて行こうと思います!
ところで、まぁまぁスベったであろう冒頭のパロディですけれども、実はあれ、ただ滑るために書いたのではなくて、ちゃんとした意味があるんですよ!
というのは、、、
時は遡ること2019年7月の終わり。
夏も本格的になってきたにも関わらず、身体の一部に妙な寒さを感じながら、けたたましい動物の鳴き声に目が覚めると、男は、見知らぬ駅のロータリーの端の、路地に横たわっていた。
「また、やったのか。」
と、小さくつぶやくと、男はタクシーを探しに、とぼとぼと大きな道路を探し歩き始めた。
「(頭が痛い、、、)」
酒を飲んだのか。でもそんなに量は飲んだ記憶はない。
とにかく、とても楽しかったような気がする。
時計を見ると、時刻は午前2時。
「(ここはどこなんだろう…)」
そう思いながら、街灯もない薄暗い道を、月明かりを頼りに歩いていると、遠くの方から何かが近づいて来る。
「(人、、、、なのかな?)」
暗闇の中で、動物や虫の声が響いているからか、何でも恐い。
人なのかも怪しい。動物だったら危険が危ない。幽霊かもしれない。
そういえば自分は少し霊感が強い方で、出張とかで安いホテルや旅館に泊まると、だいたい耳元で女の人の泣き声や、心に直接響くような猫の鳴き声が聞こえる。
「(ぁぁぁぁぁぁぁぁ。。。。恐いなぁ・・・・嫌だなぁ…おかしいなぁ。。。。)」
というか、人でも恐い!!!
だいたい、何でこんな真夜中の暗闇に人が道を歩いてなきゃいけないんだし!
生きてる人だったとしても、こんな田舎、絶対おばあちゃんしか生息してないし。
おばあちゃんワンチャンというかきっとボケてるし。
ボケこじらすと夢遊病とか、ウ〇コとご飯区別つかない病とか併発してるし。
そういえばさっきから、ウ〇コの臭いもするし!
「ひいいいいいいいいいいいいいいいいい」
「(ス〇トロ婆ンジャーだ!逃げろ!)」
男は田舎の一本道をクルっと方向転換して、スタスタと駅へ早歩きを始めた。
すると、スカ〇ロ婆ンジャーはコイントスからの猛ダッシュで追跡して来た!
「(・・・・は・・・・早くね?)」
「(スカ〇ロ婆ンジャー、ア〇ルサーチのスキルレベル異常に高くね?)」
何年振りかの全力疾走。だが足取りは軽く、風の抵抗も少ない。
ただ、異常に風を感じる。そして、下半身が寒い。
いや、下半身だけ寒い。
『待ち。。。止まりなさぁぁい!!(さぁぁい(さぁぁい(さぁぁい)))』
田舎にこだまする中年男性の声。
「(スカト〇婆ンジャーでは、無い!?)」
走りながら振り向くと、懐中電灯を激しく振り回しながら追いかけている、お巡りさんがいた。
やばい。何かわかんないけど、苦手なシチュエーションだ。
と、いうのは、その男はリネレボの2年前のファンミーティングでセーラー服に熊の被り物という、自称ドワ子のコスプレをして来場したのを司会の方に面白おかしく拾ってもらい、少し話題になったことに気をよくして、病みつきになっていた。そして、それ以降のオフ会というものではペンギンの被り物をしたり、胸の名札に「ドワ子」と書いたスク水といった、少し奇抜な服装で行くことが多くなり、会場がある駅に降り立つと、かなりの確率で職務質問を受けるようになっていたからである。
「(嫌な予感はするけど、大丈夫だ。)」
今日はあれだ、思い出した。
パンチさんの主催するラブレボオフ会に出たくて、パンチさんからの条件で”普通の”服装で行くという約束で参加させてもらっていたのだ。
それで、できる限りオシャレをしつつも、”普通”と言えるギリギリのラインを攻めたつもりであった。
会場でも、パンチさんに「今日はいいですね、普通で。」と褒められた!
大丈夫。今日の自分、普通の人のはず。
走るのをやめると、お巡りさんが追いつく。そして、こう言った。
『どうしました!?』
。。。。どうしました。。。とは?
あ、逃げたからか?
「いや、あの、ちょっとびっくりして。」
と答えると、お巡りさんは
『いや、どうしたんですか!?』
え、逃げた以外に何かおかしなところあるのか?どうしかしてるのか?
遭難?
てか、ここどこ?
そもそも、どうしてこうなった?
男は、徐々に戻っていく断片的な記憶を辿り、順に考えることにした。
今日は、そう。ラブレボ会に行った。パンチさんに褒められた。
その後、会場でまた調子に乗った?
いや、そんなことはない。つまみ出されないように最善の努力はした。
参加する前、パンチさんに「来場してる女の子にプレゼントを配ってもいいか?」と聞いたら、「いや、”普通”でお願いします^^」と言われたので、できる限り大人しくしていた。
こっそり、変な自作のトートバッグやら謎のグッズやら、いろいろ配って苦笑いはされたけど、喜んでるようにも見えたし、苦情は行っていないはずだ。
それに、お酒も控えた。
控えたというか、そのラブレボ会の前にゴメス会があって、それがめっちゃ楽し過ぎて盛り上がりまくりで水のようにお酒を飲んだから、ラブレボ会では飲めなかったのだ。
ゴメス会、楽しかったな。カル美ちゃんもいたし、ゴメスの奥さんもかわいかった。
リップサービスで、「オカマ血盟つくるわよ!」とか言って、調子乗っちゃった。
そうだ。ラブレボ会の会場まで「師匠こっちです」とか言って送ってくれたんだ。
彼らにはお礼を言わなければな。
ゴメス会はいい。
ラブレボ会はどうだったのだ?
あぁ、可愛い子がいた。
背の小さいツインテールのリアルドワっ子だった。
意気投合した。いろいろあって最終的にはパンツを見ようとした。
けど、中はショートパンツみたいになっていて、
「残念でした~ 見えないわよ~」ってなった。
セーフ。完璧だ。
ノーミスクリア。
何故ならば、最後まで会場に居られた記憶がある。
完走したのだ。
完走して、皆で二次会へ。
は、行ってない。
そう、行っていない。
何故ならば、皆で二次会に向かう途中で、そのリアルドワっ子と2人でしっぽりと別ルートへ向かったからだ!!!
めっちゃ可愛い!好きだ!
パンツまだ見てないぞー!
このー恥ずかしがりやさんめ!可愛いかよ!
って思った。
別ルート、渋谷の道玄坂なのか?坂を登った。
すんごい登った。
ドワ子、足早い。さすが、パッシブスキルで足早い。
でもパーティメンバーには効いていないようだ。
何故なら、昼間に飲みすぎた酒がぐるんぐるん回ってきていたからである。
途中で気持ち悪くなって、いいムードとかそんなこと考える余裕も無くなっていた。
そして、意識がもうろうとしてきて、その後の記憶が途切れている。
・・・・・
よくあること。どんまい自分!
人間というのは便利なもので、意識が飛ぶことが何度もあると、
自動運転モードというものが機能追加されるようになる。
最近のゲームで流行りの、ログアウトプレイのようなものだ。
操作していなくても自動で動いてくれる。
何ならアプリを落としていても動いてくれている。
記憶がないのに家に辿り着いている機能だ。
まさに、神アプデである。
でも、みなさんもよく知っている通り、アプデというのはバグが付きもの。
今日は家に着いていなかった、ということだ。
だいたいのことは理解した。
男は、お巡りさんの質問にこう答えた。
「乗り越しました。わりと盛大に。」
お巡りさんは、笑いながら、
『いや、そうでなくて。その恰好(笑)』
お巡りさんが懐中電灯で男を照らすと、そこには上半身がジャケットでばっちりキメた、変態がいた。
そう。変態は、ズボンをはいていなかったのだ。
「(寒さの正体はこれか。。。。)」
ズボンをはいていないから下半身が寒かったのだ。
いや、待て。 そうではない。
それだけではない。
ズボンとは言っても、もともと半ズボンだったはずだ。
何かがおかしい。
その日はジャケットの下に大きめのTシャツを着ていた。
(渋谷のパルコの店員のオネエちゃんにも可愛いと絶賛された哲子Tシャツ@自作)
なのでTシャツの裾も長くて隠れていたのだが、股間の辺りが妙に締め付けられる。
「え?」
と、Tシャツをチラっとめくると
見覚えの無い、女性用の、
食い込みパンティをはいていた。
「やだぁ///おてんば!!」
田舎の夜の空にオカマ誕生の産声が高らかに響いた。
これが、オカマの神様が降りてきた、『終焉の始まり』の物語である。
<エピローグ>
お巡りさんにズボンを貸してもらい、タクシーを呼んでもらって、なんとか家に着く。何も無かったかのように風呂に入り朝を迎えると、妻が起きて来てこう言う。
『オフ会とか言ってなかったっけ?』
「うん。そう。ごめん。」
オフ会というか、ゲーム自体に大人が夢中になっていることをあまり良く思われていなかったので、さすがに遅くまで帰らないのはマズかった。
『ごめんじゃなくて。オフ会でオカマバー?』
どういうことだ?男は困惑した。
理由を聞いてみると、どうやら電話して来たときに周りがオカマ言葉で騒いでいたという。。。。
「(終わった。)」
カル美ちゃんか?
いや、でもそのときの記憶はあるが電話はなかった。
となると、全く記憶の無い空白の時間帯に…
また自動帰宅モードがバグって無意識にどこかに寄っていたのだろうか。
しかもオカマバーって。。。。
そういえば地元にオカマバーが出来たらしく、ドンキの前で妙に図体の大きいオカマが呼び込みをしていた。まさか・・・
よくよく考えると、食い込みパンティの理由もそれで何となく察しがつく。
いや、察してるなよ自分!
そんなことは無い。。。。。はずだ。
とにかくこの場をどうにか誤魔化さねば。
男は、とっさの判断で、こう答えた。
「ゲ、ゲームの集まりだよ?みんなでふざけてオカマの練習しt「無駄遣いしないで!(食い気味に妻)」」
「・・・・・・」
男は、オカマ血盟の結成をリップサービスではなく現実のものにすることを決心した。
後付けでもいい。ゲームの集まりにオカマ言葉が飛び交うシチュエーションは、存在するのだ。
カマプ練習は、存在します!
つづく。